理事長挨拶
平成17年4月の事業開始以来、多くの皆様からのご支援とご協力を賜り、心より感謝を申し上げます。おかげさまで、当法人は設立20周年という節目を迎えることができました。
現代社会が複雑化し先行きが不透明な中、特別養護老人ホームにはより多様で高度なニーズへの対応が求められております。看取りを含む終の棲家としての役割はもとより、医療的ケアへの対応、在宅復帰支援、地域の高齢者を支えるサービス機能の強化、さらには地域との交流や開かれた施設づくりなど、地域包括ケアシステムの一翼を担うことが期待されています。
今後の課題としては、深刻化する人材不足への対応が挙げられます。国内外を問わず計画的な人材の受け入れと育成支援が不可欠であり、またICTの有効活用として、介護ロボットや センサー等の導入による業務負担の軽減も積極的に進めていく必要があります。
私たち福祉の使命である「個人の尊厳を守りながら、地域に根ざし、医療や在宅支援と連携し、多様性と変化に柔軟に対応する施設」を目標に、職員一同心一つに取り組んでまいる所存にございます。
施設長挨拶
平成15年の法人設立以来、地域に根差したサービス提供に努めて参りました。少子高齢化のスピードが世界でも例のない日本において、介護人材が不足していく中でも質の高い介護サービスを提供していくことは、法人に課せられた使命だと感じております。
外国人人材も積極的に受け入れ、日本で培われた福祉教育を施しながら文化も理解してもらい、利用者皆様が満足できるサービスを提供できたらと思います。
今後も地域に貢献できるよう、行政や地域と連携して「地域包括ケアシステム」の構築に寄与できればと思います。福祉の世界にもDX化の波が押し寄せていますが、人をケアするのはやはり人です。人は財産と捉え、「人材(財)育成」に努めていく所存です。
職員の質の向上が利用者満足度へつながり、利用者満足度がさらに職員満足度向上につながると考えます。
そのようなサイクルが構築できるよう、法人職員一丸となり取り組んでまいります。